ベトナム・ホーチミンの道路の渡り方を知っていますか?行き交う車やバイクをすり抜ける方法を解説

このタイトルを読んで「車やバイクをすり抜けなくても普通に信号を渡ればいいじゃない」と思ったあなた、違うのです。ベトナムでは、違うのです。ホーチミンのような大都会の、大きな繁華街でさえ信号機があまりありません。しかも、「車・バイク優先」の雰囲気がビシバシ伝わります。「ベトナムに行ったけれど、ずっと道路を渡れません」ということがないように、この記事ではホーチミンでの道路の渡り方をお伝えします。

ホーチミンの交通事情

ホーチミン市はベトナムの中で人口が最も多い都市です。しかも現在進行形で人口が増加しています。ベトナム・ホーチミン市統計局によると2019年のホーチミン市の人口は約900万人。10年前よりも180万人増加したということです。

このように急速に人口が増加すると、住宅問題が出てきますし、交通渋滞も深刻化します。ホーチミン市では朝晩のラッシュ時をはじめ、いつでもとても多くの車やバイクが通行しているのもうなずけるでしょう。

ホーチミンのバイク事情

実際にベトナムを訪れたり、ベトナムの都市の様子をテレビで見たりした方は、ベトナムのバイクの多さに驚くでしょう。車も走っていますが、バイクの台数が圧倒的です。朝晩のラッシュ時は、魚の群れのようにバイクが道路いっぱいに広がっています。

バイクが多い理由は
・車に比べてバイクの方が購入するときの費用や維持費が安い
・渋滞でも小回りが利き、駐車するのにも便利
・ベトナムには狭い路地も多く、車だと通行できないことがある
などの事情があるようです。

道路の渡り方をマスターして安全に道を渡ろう

今までの説明で、ホーチミンの交通量の多さと、バイクの多さの理由が理解できたことでしょう。では、そのような道路をどのように安全に渡ればよいのでしょうか。

道路を渡りたいと思って道路わきに止まっていても、絶対に車やバイクは止まってくれません。止まってくれるのはタクシーやバイクタクシーの客引きのおじさんたちだけです。ですので、道路を渡ろうと思えば、途切れることなくやってくる車やバイクの間をすり抜けないといけません。

慣れないうちや、暗黙のルールを知らないと危険です。安全に道路を渡るための極意を知って、ホーチミンでの道の渡り方をマスターしましょう。

・現地の人について渡る

「道路の渡り方の右も左もわからない。どうすればこの車とバイクの波をすり抜けて渡れるのか?」というときに一番心強い方法は、「現地の人と一緒に渡る」ことです。

ベトナムの人は、車とバイクをすり抜けて道路を渡るプロ。プロについて一緒に渡ります。歩行者の人数が多ければ多いほど渡りやすいでしょう。最初はそれが安全です。

・走らない

道路を渡るときは走りません。ゆっくりと、来ている車やバイクを確認しながら渡りましょう。これは暗黙のルールです。車やバイクの運転手も、歩行者が来ていることはわかります。そのときに歩行者が突然走りだすような、予測のつかない行動に出るとお互い危険です。

・意思表示をする

車に「止まってくれ!」という意思表示をしながら渡るのも効果的です。日本みたいに手を上にあげるのではなく、車に対して「来るな」という感じで手を横に出します。

このようにして道を渡っている現地の人を時々見かけました。

・アイコンタクトをとる

ドライバーとアイコンタクトを取りましょう。必ずドライバーの方を見て、様子をうかがいながら道を渡ります。ドライバーと目を合わせると、あちらもこちらが道を渡りたいんだというのをわかってくれるでしょう。止まりはしないけれど、スピードを緩めてくれます。

・とにかく右も左も見る

バイクは、逆走してきます。驚きますよね。しかし、本当です。この道は左からしか車やバイクが来ない道だからと思って左ばかり見ていると、突然右からバイクが来ることもあります。ですので、道を渡るときは油断せずに、右も左も確認しながら渡りましょう。

・とにかく前に進む

道路を渡るために、一歩前に踏み出せば、そのままとにかくゆっくりでもいいですので前に進みます。止まるのはOKですが、決して後ろに下がってはいけません。これも暗黙のルール。

なぜなら道を渡るときに後ろに下がる人はいないからです。ドライバーもその行動を予測していません。ドライバーの予測していない行動を取るのは危険です。道を渡ろうと一歩踏み出したら、そのままゆっくりと、止まりながらでいいですので前に進みましょう。

ホーチミンの交通事情

これらのことを総合すると、とにかく右にも左にも気を付けて、ドライバーとアイコンタクトを取りながら、ゆっくりと前に進むということですね。もちろん交通量の少ないときを狙いましょう。横から来ている車やバイクを、ときには立ち止まってよけ、ときには進みながら、上手に道を渡ります。

ベトナムに行ったときには、今回の道路をうまくすり抜ける方法を心にとめて、できるだけ安全に道を渡るようにしましょう。