決定版ベトナムグルメ あなたは何品挑戦できるか 朝ごはん編

バインミー

ベトナムの朝ごはんとして、一番有名なのはバインミー(bánh mỳ)です。
このバインミーですが、実はフランス植民地時代にベトナムにフランスパンが伝わってきたことか発祥の料理です。
ベトナム流の軽い口当たりのフランスパンをベースにして、中にバター、レバーのパテ、焼いた鶏肉、卵、パクチー、大根とにんじんの「なます」等を挟み、チリソースをかけていただきます。
ベトナムであればハノイ、ホーチミンなど主要な都市の至る所で売られているので、気軽に食べることができます。
また、お店によっていろいろな味があるため、同じ街でもいろんな味を試してお気に入りを見つけるという楽しみ方もあります。

バインミーカイ

次は、バインミーカイ(bánh mỳ cay)です。
これは、普通のバインミーと似たようなものなのですが、カイという言葉には小さいと言う意味があり、普通のバインミーよりも細く、スティックパンのように食べられます。
実は、バインミーカイはハノイの近くのハイフォンという場所の名物です。
中身の具は普通のバインミーとは違い、バターとレバーのパテにチリソースだけのシンプルな一品です。
パンが細いので、一度に5-6本食べるのが普通です。

ソイ


次にお勧めしたいのが、ベトナム風おこわのソイ(Xôi)です。
これは、もち米で作られたおにぎりのようなおこわであり、ベトナムではポピュラーな朝食です。
食べ方としては、炊いたもち米の上に、乾燥したお肉のフレークをかけたり、揚げ玉ねぎやベトナムソーセージが横につけたりします。
好みによっては醤油をかけて食べてもおいしいです。
また、豪華なソイの場合豚肉の角煮などが乗っている場合もあります。
もち米を使っているため、腹持ちが良くお昼までお腹いっぱいになるので、会議などが長引きそうな日はぴったりの朝食です。
筆者の好きな食べ物の1つですが、お米なだけあってカロリーが高いので、毎日食べるのはお勧めしません。

ハノイで提供するお店でソイイエンという有名なお店があります。
この店は、外国人のみならず地元の人からも高い指示を得ており、いちど閉店になるかもしれないと言う噂がされたときは、日本語のメディアでも話題になったくらいです。

ソイイエン

ソイイエンのおこわは、トッピングにもよりますが大体200円から300円ほどで楽しむことができます。
中心地にあるので、旧市街にお立ち寄りの際はぜひ試してみてはどうでしょうか。

チュンビロン


次にご紹介したいのが、人によって好き嫌いの分かれるベトナムのゆでたまご、チュンビロン(Trứng vịt lộn)です。
この料理は、ただのゆでたまごではなく孵化しかけた卵を茹でたものなので、見た目のインパクトから敬遠する人も少なからずいます。
ただ、栄養価が普通の卵よりも高いことから、ベトナムでは特に妊婦さんによく好まれています
チュンビロンは路面店で提供されていることもあれば、道端で朝食を打っている朝食売りの人から買うこともできます。
もし見た目に抵抗がなければ、いちど試してみても良いかもしれません。

チャオ

最後にお勧めしたいのが、ベトナム風おかゆのチャオ(Cháo)です。
チャオは、日本人のイメージするおかゆとは少し違い、どちらかと言うと米を潰したような料理です。
特にハノイでは北部のハノイにでは食文化にも中国料理の影響が見られるため、チャオが地元の人に人気です。
なお、チャオは先程のソイと同じように、乾燥した鶏肉のフレークなどをかけていただきます。
暖かく、優しい味わいなので、体調がすぐれない日や、パーティーの翌日などにも食べやすい朝ごはんです。
また、早起きしてお店で朝ごはんが食べられるようなら、チャオを提供しているお店にトライしてみるのも良いと思います。
お店で食べるチャオには、茹でた鶏肉や、ネギ、シナチクなどが入っており、朝からちょっぴり贅沢な気分に浸れます。
筆者のおすすめのチャオのお店は、旧市街ホアンキエム地区にある「Chao37」です。
このお店はチャオを専門に出しているお店であり、地元の人の間で人気です。
このお店のチャオの特徴は、何といっても鶏肉と鶏のモツがはいっており、その鶏だしがチャオ全体に染み渡る味を醸している点です。
日本にはないタイプのおかゆであり、家庭ではモツを使っておかゆを作るのはかなり手間がかかるので、お店で食べるべき一品です。

CHAO37
37 Tran Nhan Tong Str,Hai Ba Trung,Hanoi

こういった、現地でしか食べられないストリートフードがベトナム料理の魅力です。
留学や仕事などでベトナムを出て海外で暮らすベトナム人が、自分たちの国について最も恋しいものは、家族の次にストリートフードだと答えているのを、筆者は何度も目にしてきました。
ベトナムへ行かれる際は、是非「ベトナム式朝食」をお楽しみください。