ベトナムの結婚式!伝統から参加のマナーまで

日本では近年、結婚式を挙げないという選択をするカップルも増えました。それに対してベトナムでは、まだまだ結婚式が人生の大事なイベントとして人々に認識されています。ベトナムに住む日本人が増加したことでベトナム人メンバーから地元の結婚式に招待される人も多いのではないでしょうか。今回はベトナムの結婚式文化について紹介をします。

人生の門出!ベトナムの結婚式の大切さ

世界的なトレンドとして、人生の節目の一つとして「結婚」と言う形を取るカップルが年々やや減少傾向にあります。
それに伴いヨーロッパなどでは、事実婚やパートナーシップを利用した結婚以外の選択肢も増えています。
日本でも、結婚だけが全ての人生に於けるすべての選択肢ではないと捉えたり、人によっていろいろな選択が尊重されたりするようになってきました。
それとは反対に、ベトナムの家族を大切にすると言う文化が色濃く残っており、結婚はベトナム人のアイデンティティー形成における重要なポジションを示し続けています。
そのため伝統を重んじるベトナムでは、結婚式は人生の門出としてベトナム人の人生の中で一番大事なイベントの一つとして不動のポジションを維持しています。
そして、それだけ結婚式に思い入れのあるベトナム人も多いです。

現行のベトナム法律では、女性であれば18歳、男性は21歳から結婚することができます
ベトナムでの結婚の平均年齢は日本よりもだいぶ若く、筆者の感覚ですとオフィス勤めしているベトナム人でも20代の半ばから30代前半までで結婚している人が多いです。

ベトナムの結婚式では何をするの?

ベトナムの結婚式は日本とは違い、新郎新婦お互いの家であげることが多いです。
そのため、式の当日には主に家庭料理がふんだんに振舞われます。
日本の結婚式には、新郎新婦の写真スライドや、友人代表のスピーチ、催し物などのイベントが盛りだくさんなのに対し、ベトナムの結婚式は歌って飲んで、新郎新婦とゲストが心の底から楽しむことに重きをおいた構成になっていると感じます。
結婚式に招かれたゲストのテーブルには、新郎新婦の家族が飲み物を次に来たり挨拶をしたりするために各卓を回るので、その点は日本と似ています。
結婚式は大抵お昼の12時位から始まるのですが、昼間から宴会騒ぎになることが多いです。
筆者の経験では、結婚式で新郎新婦の親戚は、カラオケ大会を催してたくさんの人と盛り上がるといったことがありました。

また、新郎新婦の実家で行う際は、会場が街からかなり遠くに行く場合もあります。
当人との関係や地理的な条件によりますが、あまりに遠い場所の場合はベトナム人でも参加を遠慮して、ご祝儀のみを包むケースもあるので、周りの同僚に聞いてみることをおすすめします。

また、最近ハノイやホーチミン等の都市部に住んでいる若いカップルは、ホテルや多目的式場の一間を貸切って日本の披露宴と同じように結婚式を挙げるカップルも増えてきました。
こういった施設で上げる式場では、ライトやスモークを使った派手な演出が特徴的です。
オーディオ機器などもそろっているため、ダイナミックな音楽と共に新郎新婦が入場します。

結婚式のファッション


次に結婚式のファッションですが、基本的に新郎新婦はベトナムの伝統衣装であるアオザイを着用します。
実はアオザイは女性だけの衣装ではなく、伝統的には男性バージョンのアオザイもあります
アオザイを着終わったら、最近ではお色直しとしてウェディングドレスを着る人も増えてきました。

参加する人のファッションとしては、日本ほどドレスコードは厳しくなく、女性であればちょっと良質なワンピース、男性であればキレイ目のオフィスカジュアルのようなファッションで参加するのが一般的です。

ベトナムの結婚式に参加するときのマナー


ベトナムの結婚式に参加するにあたり、日本と同じようにご祝儀を包む文化があります。
ただ、日本と違うのは日本ほどご祝儀の厳しいルールはなく、ウェディングデザインの封筒にお金を入れて受付の際に渡せば問題ありません。
ご祝儀の金額は新郎新婦との関係や参加する人の年齢にもよりますが、20代の人であれば3000円から5000円ぐらい渡せば問題ないとされています。
不安な場合はベトナム人の同僚と一緒に参加して、いくら準備したら良いか聞いてみるのも一つの手です。

ただし、ベトナムでは年功序列や組織における上下関係の文化が色濃いため、日本人がチームリーダーやマネージャーの立場で、ベトナム人メンバーの結婚式に参加する場合は、少し多めに包んだ方がベターです。

また、結婚式当日に参加しない場合でも、担当チームのベトナム人メンバーが結婚したのであれば後日ご祝儀を包んだりすると喜ばれます。