ベトナム人が大切にしている行事

伝統的な価値観や行事への関心が薄れる日本とは反対に、ベトナムでは毎年の行事をすごく大変切にする文化があります。ベトナムの価値観に基づき、大切な行事の日には家族や親戚みんなで集まってお祝いをしたりします。そこで今回は、ベトナム人にとって大切な行事を紹介します。

人生の一大事!家を建てるとき


おそらく世界中どこでも、家を建てる時は家を購入する事は人生における一大事であることに変わりはありません。
しかし日本人の筆者から見て、ベトナム人にとって家を建てる時というのは私たちが考えるよりも大事なイベントであることをお伝えしておきます。
人生100年と言われる現代においても、ベトナム人にとって家を建てるという事は人生の基盤を決めることに等しいイベントであり、時によっては業務など他の作業よりも優先をすることがあるくらいです。
それだけの優先度を上げて建てた家ですから、完成した際には親戚や友人、同僚等を呼んで盛大にパーティーを開きます。
新築祝いのパーティーでは、本場のベトナム家庭料理が惜しみなく振るわれますので、もし招待されたらぜひ参加することをお勧めします
また、新築祝いのパーティーに決まったルール等はありませんが、もし可能であれば、周りのベトナム人参加者に何か持っていったほうがいいのかどうかを聞いておくと良いでしょう。

みんなでお祝い ♪ 結婚式


近年日本やヨーロッパ、アメリカなどでは結婚をしないでシングルライフを満喫するという人生も選択肢の1つとしてポピュピラーになりつつありますが、ベトナムではまだまだ伝統的な結婚という形を取ることが好まれる傾向にあります。
そのため、結婚式は家を建てる事と同じぐらい大切な行事の1つであり、結婚式も何日にもわたって盛大に行われます。
伝統的な結婚式のスタイルとしては、新郎新婦の家でそれぞれホームパーティーを開く方式が挙げられます。
また、ベトナムの結婚式は三日間にわたって行われるため、日本よりもだいぶ長いといえます。
1日目はまず新郎新婦の身内や親戚でパーティーを行います。
そして、2日目と3日目はそれぞれの新郎新婦の家で新郎側の友人もしくは新婦側の友人を呼んで各日パーティーが催されます。

そのため、それぞれの家庭では新郎新婦の母親や親戚が腕によりをかけて料理を作りゲストに振舞います。
筆者の経験では、ベトナムの結婚式に、日本人が呼ばれると新郎新婦の家族や親戚から大変手厚く歓迎されるため、お腹を空かせて行くことをおすすめします。

旧正月は一年で一番大切な行事


ご存知の方も多様に、ベトナムの文化は中国の伝統から色濃く影響を受けています。
そのため、アジアの多くの国と同じように、ベトナムでも旧正月のお祝いをします。
ベトナムの旧正月はテトと呼ばれ、1年で一番大事にされる行事です。
ベトナムと中国は隣り合っていることもあり、この行事は特に大切にされてきた歴史があります。

ベトナムの旧正月では、伝統的に両親の実家に帰省して、旧正月独特のデコレーションで、近所や親戚の人を迎えて一緒にお祝いをします。
そのため、ベトナムでは2月のうち1週間ほどが旧正月休暇として定められています。
この休暇は、ベトナムの政府が指定した期間であり、この期間に雇用者がベトナム人を労働させる場合は、通常の何倍もの賃金を払わなければならないという厳しい規定があります。
基本的にベトナム人はテト期間で実家に帰省しますが、最近は1週間あるテトのうち、最後の3日間位を利用して国外に旅行に出かけるというケースも多いです。
また、都市部では大学進学が一般的になりつつある影響で、旧正月を少し早めに切り上げて街に戻ってきた大学生が、割増賃金目当てにバイトに出勤するなどといった傾向も見られるようです。
ベトナム経済の発展にまつわる影響が、ベトナム独自の価値観の形成や慣習にも影響を与えているということが分かります。

女性が主役の女性の日

ベトナムでは、女性が主役になる「ベトナム女性の日」というものがあります。
この日は、男性が女性に感謝を示し、お祝いをするという日です。
一般的にお母さんや奥さんに贈り物をしたり、カップルであればデートに行ったりと女性であれば無条件にお祝いされることが多いです。
また会社では、ベトナム人の男性社員がオフィスを女性の日風にデコレーションし、ケーキやフルーツ、ちょっとしたイベント等を催して、女性の感謝を示す光景もよく見かけます。
日本にはないイベントなので初めにみると驚く人も多いかと思いますが、男性も女性も心からイベントを楽しみ笑顔に満ちた気になるので、この日にベトナムを訪れる方はぜひ参加してみるといいかもしれません。