ベトナム観光なら必見!?ホーチミンの歴史ある「コロニアル建築」たち!(後半)

本記事はホーチミンの「コロニアル建築」に関する記事の後半になります!前半では協会や郵便局などを扱ってきました。後半では劇場やホテルなど紹介をしていきます!一風変わった「コロニアル建築」の世界をお楽しみください!

ホーチミン市民劇場


1つ目は、ホーチミン観光の中心であるドンコイ通りにある「コロニアル建築」の代表的作品、ホーチミン市民劇場です!
サイゴン・オペラハウスとも呼ばれ、集合場所に使われるなど住民に愛されている建築です。
1897年にフランス人建築家ウジェーヌ・フェレによってオペラハウスとして設計され、今では娯楽の場として人気を博しています。
規模はハノイ歌劇場より小さいですが、パリのオペラ・ガルニエに似せた800席を有する劇場になっています。
建築様式としては「フランボワイアン・ゴシック」を引き継いだ華やかなデザインを見せ、フランス第三共和政の影響を強く受けているそうです。
ファサードも、同年にフランスに建設されたプティ・パレに似ており、特に壁画や銘、レリーフの華やかさが目を引きます。
さらに正面にある2体の女神像はよく見ると柱になっており、実際に建物を支える構造体にもなっております。
このような手法を建築用語で「カリアティード」と呼ぶのですが、華やかさを強調しようと考え抜かれた当時の努力が甲斐見えます。
どうやら過去に華やかすぎると批判を受け、装飾の一部が取り除かれたりもしたそうです(笑)。
現在は復元され、当時の華やかな「コロニアル建築」を見ることができます。このデザインが今の人気を生んでいるのかもしれませんね?

フランスにおける都市計画の考え方に「ビスタ・アイストップ」というものがあります。
これはまちのメインストリートの起点にランドマークとなるようなものを配置するという考え方で、このホーチミン市民劇場もその考え方に沿って配置されています。この建築、普段は入館できないそうですが、コンサートやイベントがあると内部を見学することが可能なようです。建築ひとつで様々な歴史や文化も学べるおすすめの観光スポットです!

ホーチミン人民委員会庁舎


2つ目は、観光客に大人気の映えスポットホーチミン人民委員会庁舎です。
1909年に完成したこの建築は、パリ市庁舎を参考にデザインされており、当時はフランス人のパブリックホールとして使用されていたそうです。
現在は市の行政機関として機能しているため、残念ながら内部見学することはできません。
しかし、その外観は非常に優美なもので、特に夜間にライトアップされた姿は写真映えするため絶景の撮影ポイントになっています!
実はこの外観は、建築用語の「帝政様式(アンピール様式、エンパイア・スタイルともいう)」と呼ばれる様式をもとにデザインされており、古代ローマ帝国とその膨大な考古学的遺産の再発見に多大な影響を受けています
入り口前にはホー・チ・ミン像が置かれており、一緒に写真を撮ってみるのもいいかもしれませんね!

ホテル・マジェスティック・サイゴン


3つ目は、ベトナム政府観光局の格付けで5つ星評価を受ける高級ホテル、ホテル・マジェスティック・サイゴンです。
1925年に華僑実業家のフイ・ボン・ホアにより近代的ヨーロッパ風ホテルとして開業しました。
アジアでは珍しい「アール・ヌーヴォー」と呼ばれるデザイン様式を見せます。
そのなめらかな曲線を描くファサードや、アイアンレースで飾られたエントランスなどによって、格式高いエレガントな空間が広がる建築です。
日本政府に貸し出され、進駐した日本軍や政府関係者の宿舎となった過去もあります。
オーナーが幾度も変わるという数奇な運命をたどっているホテルですが、今でも高級ホテルとして最善で活躍しています!
もしお金に余裕があれば、一度は泊まってみたいですね。

ホテル・コンチネンタル・サイゴン


4つ目は、ホーチミン最古の「コロニアル建築」のホテル、ホテル・コンチネンタル・サイゴンです。
1880年に建設されたベトナム有数の歴史あるホテルで、フランスからの多くのゲストを迎え入れてきました。
床のタイルや高い天井、幅の広い階段など「コロニアル建築」らしいデザインを今も保っています。
様々な著名人も過去に宿泊しており、「おとなしいアメリカ人」というグレアム・グリーンの小説の舞台にもなっています。
ホーチミン市民劇場に隣接しているので、観光客が泊まるのにピッタリですね!

ホテル・グランド・サイゴン

最後もホーチミンの有名なホテルの、ホテル・グランド・サイゴンです。
1930年に創業したホテルですが、他の建築と違い改装が激しく行われてきました。
なので、当時の内観を見ることは叶いませんが、エレベーターの金属扉や回廊を見上げるプールなど、局所に「コロニアル建築」を彷彿とさせるデザインが潜んでいます。遊び心をくすぐってくるホテルに泊まってみたい方におすすめです!

まとめ

いかがでしたか?前半・後半合わせて8つの「コロニアル建築」を紹介してきました。
大胆なデザインなものから細部にこだわったデザインまで、多彩な魅力が詰まった建築群です!
今回紹介しきれなかった部分もたくさんあります。
ぜひ旅行で訪れたときに、自分で探してみると楽しみが増えるかもしれません!
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!