ASEAN諸国と比較をしたときのベトナムの特徴とは?

ASEAN諸国とは東南アジア諸国連合であり、日本とも大きなかかわりがあります。その中でもベトナムとは最も友好関係を築いている国だといえます。それでは詳しく説明してきます。

ASEAN諸国とは

ASEANとは東南アジア諸国連合であり、以下の10カ国から成り立っています。
・ブルネイ・ダルサラーム
・カンボジア
・インドネシア
・ラオス
・マレーシア
・ミャンマー
・フィリピン
・シンガポール
・タイ
・ベトナム

日本とASEANの関係とは

日本にとってASEAN諸国は、貿易で大きな割合を占めています。2018年には貿易額は25兆円を越え全体の15%となっているのです。逆にASEAN諸国にとって、日本との貿易額は全体の8%となっています。

日本はASEAN諸国から、バナナやエビなどの農水産品や天然ゴムや合板などの原材料などがメインで輸入していたのですが、近年は電子レンジなど電気機器も輸入をしています。

出典:財務省貿易統計

以下のデータのように、ASEANの10か国合計の数値で考えても日本は輸出、輸入いずれもベスト5に入っています。

主な貿易相手
輸出 ASEAN域内(24.2%),中国(14.0%),米国(11.3%),EU(11.3%),日本(8.0%)

輸入 ASEAN域内(21.7%),中国(20.5%),EU(9.0%),日本(8.6%),米国(7.8%)
参照:外務省

日本とASEANの関係は貿易だけではなく、文化面での交流のためにアジア文化交流政策を打ち出しています。
日越友好協力45周年の2018年には日本とASEAN10か国の歌手が集まる音楽祭が開催されるなど、交流イベントを積極的に開催しています。

ASEANの主なデータ

ASEAN10カ国合計でのGDPですが、2012年~2018年までのデータで全て成長を続けています。


輸出(2018年)1兆4,255億米ドル
輸入(2018年)1兆3,753億米ドル

参照:外務省

日本への輸出、輸入も主要貿易相手国の中でベスト5に入っていることからも、ASEANの各国と日本とが貿易面でも良好な関係であることがわかります。

ASEANの中のベトナムのデータとは

それではASEANの中での、ベトナムのデータをご紹介してきます。まず人口ですが、全体の4割がインドネシアとなっています。ベトナムはASEANの中では第3位で14.6%を占めています。

さらに名目GDP(2019年)は以下のようになっています。



参考:アジア太洋州局地域政策参事官室

以上のようにASEANの中においてベトナムの2019年のGDPは第6位となっています。しかし2020年の新型ウイルスコロナの影響でのきなみ他の国がGDPマイナス成長になる中、ベトナムは貿易での成長率が著しくASEANで唯一GDPを成長させました。

ベトナムのGDP成長率は2.5%と例年よりは下がっているのですが、それでもプラス成長を残したにおは、感染拡大を初期段階で封じ込めているといえます。特にフィリピンとインドネシアにおいて感染者数が増加しており、GDPも大きくさげていることを考えても、ベトナムの検討が光ります。
(インドネシアの2020年4~6月期のGDP成長率はマイナス5.3%、7~9月のGDP成長率はマイナス5%です。ベトナムは4~6月期がプラス0.4%、7~9月期がプラス6%となっています。以下にベトナム経済がASEANの他の国と比較をしても、その底堅さがわかります

いかがでしたでしょうか。ASEANの10か国は2000年以降経済成長をしており、毎年GDPはプラス成長しています。また日本との貿易を安定的にしている国々です。しかし新型ウイルスコロナの影響により、ほとんどの国のGDPがマイナス成長となってしまったのですが、ベトナムはプラス成長を保ちました。

これは貿易業で大きな黒字を残していたことが大きいです。また新型コロナウイルスの早期撤退に成功しているということです。2021年も新型ウイルスコロナの影響は世界中で増加しており、ベトナムも入国規制をかけている状況ではあります。しかし大きなマイナスにはならないのではないかといった予想がされています。それだけ2020年のコロナ対策は評価されているのです。