ベトナム人人材雇用の心得~採用メリットや注意事項など、ベトナム人の働き方を理解しよう

現在、在留外国人の中でも上位に占めるベトナム人は、親日家でもあり日本の習慣に順応できる人材として各業界から注目を集めています。今回はベトナム人を雇用する場合に知っておきたい心得えとしていくつか紹介していきましょう。

優れたベトナム人人材

ベトナム人の国民性は勤勉で真面目、ものづくりに対する繊細さを備えていますので、日本の高い技術力に適応できる、エンジニア・技術系職種に向いている人材として採用を検討できるでしょう。
またベトナム政府はIT業界エンジニアの育成に力を入れていることからIT 業界に適応できる優れた人材の確保にもベトナム人は注目です。

自分の仕事と他人の仕事との線引き

日本国内の企業でベトナム人を雇用した場合に、職場内での規律やルールにそって社員教育をすることをお勧めします。
例えばベトナム人だから最初は多めに見て徐々に慣れて行ってもらおうという考えから、与えるべき仕事を与えずにいると、結局あとからもやるべき仕事をしてもらえない場合が発生します。

ベトナム人にとっては自分の仕事と他人の仕事の線引きがはっきりしているために、はじめからやるべき仕事を明確に伝えて、ベトナム人が自分の仕事であるという自覚してもらう必要があります。

SNS (Facebook、LINEなど)を活用した報連相

ベトナム人社会には日本の報連相(報告/連絡/相談)という習慣がないため、ベトナム人が仕事上のミスや確認を必要とする事項などに対しては、自己判断で進めがちなります。
雇用後の研修等で、日本の習慣として報連相の必要性についてしっかり教育していきましょう。
また、ベトナムでは仕事上の連絡ツールにSNSを使ったコミュニケーションが一般的によく使用されているので、ベトナム人に使い慣れたツールなども取り入れて円滑なやりとりができるように相談しながら勧めましょう。

ベトナム人のモチベーション維持につなげていく

ベトナム人の雇用時の労働条件が日本人より低く設定されるケースが見られますが、国籍問わずに雇用者の能力を見極めて、日本人と同等に扱うようにしましょう。
労働基準法では外国人労働者雇用の締結時には、労働条件について外国人労働者が理解できるように内容を書面で示すことが義務付けられています。
安価な給料や誤った先入観からの雇用は、長期雇用の可能性も期待できず早期離職となりがちです。
ベトナム人に長く働いてもらえるような将来性を見据えたキャリアプランを提示してお互いに相談することが大切です。
ベトナム人の勤勉で向上心のあるモチベーションを維持できることが労働力アップにつながっていくでしょう。

ベトナム人の働く時間

ベトナム国内での就労時間は朝7時~18時頃までの勤務となり、昼休憩が2時間と日本より長めに休憩時間が設けられています。
この昼休憩の時間は、たっぷり昼寝をしたりくつろいだりして自分の時間としてリフレッシュする大切な時間となります。
日本のような仕事と休みのメリハリが曖昧な働き方とは異なりますので、こういったベトナム人の時間のとらえた方についても雇用時にすり合わせておく必要があるでしょう。

お昼休憩中の様子
お昼休憩中の様子

職場以外のコミュニケーションも活発に

ベトナム人は仲間通しの繋がりを大切にするため職場で孤立させるようなことは避けましょう。
日本社会の若者は、社内での飲み会やイベント等を敬遠する傾向に進んでいますが、ベトナム人の場合は、昔の日本のような社員どうしの付き合いを好んで参加したい人が多いので積極的に誘い合ってコミュニケーションを図ると良いでしょう。

プライドが高めなベトナム人

ベトナム人の性格にプライドが高いという特徴があります。
理解していなくてもわからないということを簡単に言うことができず、意思の疎通にズレが生じる場合があります。
特に大勢の前でのやりとりではコミュニケーションが取りにくいので、個別に話し合っったりしながらソフトな対応が必要となります。

ベトナムの旧正月は母国へ帰国


ベトナムの旧正月(2月初旬ころ)は大半のベトナム人は家族との時間を作るために母国へ帰国する人が多いようです。
日本人のスケージュールとは異なったプランとなるため、ベトナム人が必要とする休暇については、前もって把握しておくと急な休暇届にも対応できるでしょう。

日本では働き方改革と称して多様性のある柔軟な働き方を目指しています。
ベトナム人の習慣や働き方から学ぶことも多く、またベトナム人雇用によって日本人の働き方改革にチャンスをもたらしてくれるでしょう。