ホーチミンとハノイ、ベトナム2大都市の違いはどんなところにあるの?

常夏の気候?南北で違う季節

まず、なんといっても強調しておきたいのは、ホーチミンとハノイの気候の違いです。
首都のハノイは北部に位置しているため、四季があります
冬は日本ほど寒くなりませんが、ダウンジャケットが必要なくらい冷え込みます。
また、夏は湿度が高く蒸し蒸しと暑い夏の日が続きます。
それに対し、南部のホーチミンは常夏の気候のため、季節といえば雨季と乾季の2種類しかありません。
雨季には、雨が大量に降り、街では洪水が続きます。
ホーチミンの街は、水はけが非常に悪いため、雨が降ると街中がすぐ洪水になり、
バイクを押しながら進む人や、あまつさえ洪水で街に突如として出現した川をボートで移動しようとする人まで出てきます。
ホーチミン市の洪水は、雨季の名物となっており、InstagramやFacebookで動画を撮ってアップする人も少なくありません。
注意点として、前日は普通だったのに朝起きてみたら洪水が起きて交通に支障が出る場合もあるので、いつ通勤に支障をきたしても、リモートワークが可能なように日頃から自宅環境をセットアップしておくことをおすすめします。

きっちりとゆるやか、性格の違い

2つ目は性格の違いです。
これは気候の違いにも影響受けるのですが、北部の方が割とコンサバティブで、保守的な人が多いイメージです。
実際に、ハノイの人はホーチミンの人もよりも年間の貯金額が上回ります
反対にホーチミンはおおらかでフレンドリー、「明日の風は明日が吹く」をモットーにしているような人が多いです。

筆者のホーチミンで勤務していた同僚が面白いエピソードを語っていました。
同じチームで働いていたベトナム人メンバーが、ベトナムのお正月であるテト期間に帰省をして、田舎で博打をして全財産擦ってしまったため、休み明けにオフィスに戻れないと言った事態が発生したそうです。

そして南部の人は、オープンでモダンな人が多いです。
街を歩いていても、南部の若者は、遅くまで歩いている人が多く、ナイトライフを楽しんでいる印象があります。

北部でももちろん最近の若者は割と出かけますが、ベトナム人の同僚によると、こういった若者は都市部中心の人であり、ハノイに住んでいても田舎出身の子はあまりそういった行動はしないとのことです。

また、ベトナム以外でベトナム人を見かける際ですが、英語がうまく、割とオープンな性格をしているのは大抵南部出身の人です。
例えばアメリカにもベトナム人が多く在住していますが、これも歴史的な背景もありホーチミン出身の2世代目や3世代目が多いという実情があります。

歌うようなアクセント、方言の違い


ベトナム語は、実は世界でも難解な言語の1つに数えられています。
文法自体は、英語のものと近いのですが、ベトナム語で使われている文字は、アルファベットに由来した独自の文字文化です。
そのため、ベトナム人に聞いてみても、ベトナム語と近い言語は他にないそうで、とてもユニークな言語だといえます。
ベトナムに住んでいる日本人の方は、一度はベトナム語にトライすると思いますが、ギブアップしてしまう人も多いのではないでしょうか。
言語に関してお伝えをしておきたいのは、同じベトナム語でも南部と北部でかなり方言に差があると言うことです。

ベトナム語の標準語は、ハノイの言葉であり、これがスタンダードな話し方になります。
筆者の感じ方ですが、北部のベトナム語は、よりしっかりと一言一言を発音する印象があります。

そのため、ベトナム語学習する人にとっては、北部の方言が1番スタンダード割理解しやすい話し方となります。

それとは反対に、南部の方言は、まるで鳥が歌を歌っているような、アップダウンの激しいアクセントになります。

筆者のベトナム語のレベルは、あまり高くはありませんが、そんな筆者でもはっきりと違いがわかるくらい南北の方言には差があります。
そのため、日本で電車などに乗っているときに、ベトナム人のグループが話していると、話し方でだけで北の人が南の人がすぐにわかります。
余談ですが、ホーチミンの方言は、ダナンの方言にも影響しており、どちらかと言うとダナンもアップダウンのある緩やかなベトナム語を話します。

ビジネスにおいてここで注意をしたいのが、北部と南部の人で方言が違いすぎて、お互い言っていることがあまりよくわからない場合があるそうです。
そのためコミュニケーションが活発に必要な分野のプロジェクトなどでは、北部の人と南部の人をあまり混ぜないほうがいいかもしれません。