ベトナム進出をするときの注意点

ベトナム進出を成功させるためには、ベトナム人の性質をよく知っておく必要があります。ベトナムは儒教の文化を重んじる国であり、家族を大切にします。そのため家族の時間を削ってまで残業で稼ぎたいといった考え方は基本的にありません。

アジアに進出する大きな要因の一つが人件費の安さです。しかしベトナムでは年々人件費が高騰しています。これはベトナム人が自分の仕事に誇りをもちスキルアップを求めることから離職率が高いのです。そこで企業側も仕事内容に見合った報酬を支払っていることがわかります。

ベトナム人は家族を大切にする

ベトナム人は家族を大切にすることから、就業時間が終わったらすぐに帰宅することが日常的になっています。また残業をする場合でも、割増賃金が必要です。特に土日の残業賃金は高くなるので、注意が必要です。
さらにベトナム人は残業をして稼ぎたいとい考える人は少ないことから、残業が多いと離職につなげるケースが多いです。

さらにお昼休みを1時間以上とる会社が多く、中には家に帰って食事をしたりお子さんのお迎えに行ったりする人も多く見られます。

ベトナムは2月初旬に旧正月があり、家族と過ごすことを大切にするベトナム人は休みをとることが多いです。そのため旧正月の前は特に忙しくなり過ぎないように、仕事の調節が必要でしょう。

ベトナム人は離職率が高い

ベトナム人は離職率が高いのですが、これはベトナム人が自身のスキルアップを重要視することが上げられます。そのためベトナム人に長らく勤めてもらうためには、従業員のスキルを認め相応する人件費が必要になります。

以下のように、2015年~2019年の間に4年連続で人件費の高騰を懸念している企業が多いのがわかります。またこの日本貿易振興機構の調べでは、従業員の離職率が年々あがっている数値となっています。

参考:日本貿易振興機構
またベトナムの人たちは、コミュニケーションを大切にします。特に日本人は「言わなくてもわかっているはず、空気を読めるはず」と十分なコミュニケーションをとらないことがあります。この点ベトナムは欧米と同じで、はっきりと意見を言いコミュニケーションを大切にします。
ベトナム人は生真面目で自尊心が強くコミュニケーションが十分でないと、離職につながるケースもあるので十分ご注意ください。

環境面での不安

ベトナムは近年経済成長が著しいのですが、しかし法制度やインフラ整備などがまだ十分でない状態です。制度がころころ変わったり、企業の担当者が制度を認知するまで時間がかかったりと問題が残ります。また役所でも担当者によって対応が異なるなど、不確定なことが多いのです。

また長年農業国であったことから、ホーチミンの道路であっても土壌がむき出しということも少なくありません。インフラ整備が十分でない上にバイク王国であることから、渋滞や事故に巻き込まれることもしばしばあります。

法制度が未整備

ベトナムは政府で取り決めされたことが、それぞれ企業などの担当者に到達するまで時間がかかることがよくあります。
また役所でも担当者によってまちまちのことを言っていることが違うケースもあります。
政策がコロコロと変わり、いろいろな情報が錯乱する状態に振り回されないように注意しましょう。
特に日本は世界中でも政策や必要書類などに関してきっちりしているため、日本から進出をするとイライラすることが多くなるでしょう。ベトナムで成功するためには、政策の変更などに対して臨機応変に対応することが最も重要であるといっても過言ではありません。

インフラ整備が不十分

ベトナムは長年農業がメインの国家であったことからも、インフラ整備が遅れている面を考慮しなければなりません。整備が始まったのが2000年以降で、ホーチミン市内であっても整備されていない道路や土地は多い状態です。

さらにベトナムはバイク普及率が高いことから、不十分な道路事情もあり渋滞や事故に巻き込まれることもしばしばあります。従業員の通勤事情などをよく理解した上で、事業を始めることが必要だといえるでしょう。

ベトナム進出をする時は、ベトナム人の人柄や国の環境、政策などを理解する必要があります。日本とは違うことを理解するようにしてください。

ベトナム人の特徴
・真面目
・家族を大事にする
・キャリアアップを重要視する
・コミュニケーションを重要視する

つまり真面目で自分をスキルアップする意欲が高いので、ベトナム人の性格や考えを理解したら大きく会社が伸びる可能性があります。

またベトナムは長年農業国であったことから、インフラ整備が不十分です。また法制度が未整備でコロコロ変わることがあります。この点を十分に把握しておけば、ベトナム進出は今後伸びる可能性が十分にあるのです。